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オテモの年齢 23歳
オテモ・・・僕
ゆみ・・・美人の年上の女の子
コチラの話しの続きになっていますので、
ご覧になっていない方は、コチラからご覧ください
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ゆみ「オテモ・・・もう私、オテモに勉強教えてもらうのやめる」
この一言にオテモ固まりました。
オテモ『おぃおぃおぃ!!!!!何いってんだよぉぉぉおぉぉぉーーーーーーーーー!!』
しかし、そう思ったのも一瞬で、オテモは「ハッ!」っと我に返りました。
オテモ『たぶん、色々な事があって彼女も動揺しているに違いない』
・・・そう考えたオテモは落ち着いて彼女にこう言いました。
オテモ「ゆみ、落ち着いたら後でゆっくり話そう」
ゆみ「わかった・・・」
そして、その場から離れてから僕は色々と考えました。
俺はゆみに嫌われたのか?
いやいや、そうだったら彼氏と別れた事を俺にわざわざ連絡してくる確率は低い・・・
んじゃ〜なぜ、勉強を教えてもらうのを辞めようと思ったのだろう。。。
・・・考えられるのは、今回の彼氏と別れた原因が、
少なくても俺という存在が関与していたからだな。
けど、それがわかったところでオテモはどうすればいい!?
このまま何も行動をしなければ、
ゆみと会う機会もなくなってしまう現状にオテモは戸惑いました。
そして、思い出すのは高校生の初デートの時。
あの時にのように、せっかく良い感じになったのに
今回の事をきっかけにドンドン嫌われていってしまうのではないか。
オテモは戸惑いから不安に変わり、
そして、ここまでゆみと築き上げてきた関係が
一気に崩れ去るのではないかと、もの凄く恐怖に駆られました。
オテモ「どうにかしなきゃ、どうにかしなきゃ、どうにかしなきゃ、どうにかしなきゃ・・・・・」
頭ではわかっていても、何も良いアイディアが思い浮かばず
オテモはお手上げの状態になってしまいました。
オテモ「ちくしょ・・・・・・・・何も思いつかない。もうダメかもしれない。やっぱり俺には彼女なんて結局頑張っても一生できないんじゃ・・・」
なす術がないオテモにはそんな思いも湧いてきました。
・・・・・・・・・・・だけど!
オテモ「もう後悔だけは絶対したくない!!!!!この学校に入った理由もそうだろう!!!!!!!!!!!」
オテモは自分を鼓舞しました。
なぜなら、この学校に入った一番の理由が新たな出会いを求めて、
『彼女いない歴=年齢』にピリオドを作るために学校に入学したのだから。
だから、オテモにとって、この恋は最後の最後まで諦めきれないものだったのです。
オテモ「そうだよ。俺は後悔は絶対したくないんだ!後悔は・・・・・・・・あ!!!!!!!」
この時、オテモの頭の中では雷が落ちてきた衝撃並に
良いアイディアが突然と浮かんできました。
オテモ「そうだ!!!!!!コレをすればいいんだ!!!!!!てか・・・・・もう、俺に出来るのはコレしかないな。」
オテモはすぐさまそのアイディアでどうするかを死ぬ気で考えました・・・・・
・・・・・・・・そして数日後
オテモはゆみに連絡をして呼び出しました。
そして、オテモは静かに口を開き、ゆみにこう言いました。
オテモ「・・・・・・・・・ゆみ、正直言うね。俺はゆみに出来る事をしてあげたい・・・そして、俺がゆみ出来る事を色々考えたんだけど、やっぱり『勉強』を教える事しかない。・・・・・だって、それがゆみと一番最初にした約束の『俺がゆみを国家試験に受からしてやる』だからさ。」
オテモが出した結論は、
『自分の思いを正直にいう事でした』
なぜなら、過去の初デートの時に後悔として残ったことが
『自分の気持ちを正直に言わなかったこと』
だから。
後悔しないようにありのままの自分の気持ちを言おう。
そうすれば俺は、きっとこの時の事を後悔しないだろう。
そう思ったオテモは、
一切見栄を張らずに正直な気持ちのままを、ゆみに伝えたのです。
・・・・オテモが話しかけた後しばらく沈黙が訪れました。
ゆみとの関係は今日で終わりなのか。
オテモの自己中な発言でゆみは引いたのか。
オテモは嫌われたのか。
様々な負の感情が頭の中を巡る中、
ゆみは口を開きました!?
ゆみ「・・・ありがとう。本当にありがとうぅぅぅ。本当にごめんねぇぇ・・・・・」
オテモの心の声『えぇっぇ〜〜〜どういうことだよ。。。。。。』
呼び出した場所は静かなカフェで周りに人がいたので
「コイツ、昼間っから女を泣かせてるのかよ」
っというオテモに白くて鋭い視線が集まりました(笑)
・・・そして、しばらく経ってひとしきり泣いて落ち着いたゆみは
今度は落ち着いて話してくれました。
実は「勉強を教えるのを辞めて欲しい」の発言は、
彼氏と別れたことにオテモの存在が関与していたらしく、
それで気が動転していて言ってしまった事みたいでした。
しかしその後、
よく考えればオテモはうちら(ゆみと彼氏)の話を相談にのって貰っただけで、
別れた彼氏とオテモには直接関係ないのに、
自分の気持ちに整理がつかなくて、
一生懸命になって勉強を教えてくれていたオテモにヒドい事言ってしまった。。。。
っと、オテモに言ったことをもの凄く後悔して、
自己嫌悪になりまくっていたっと言う事でした。
そんな時に逆にオテモから
「勉強を教えさせて欲しい」
っと言われて、もう涙が止まらなくなったっと言う事でした。
オテモはこの話を聞いて、
全身の力が抜けるぐらい本当にホッしました・・・・
良かった。
本当に良かった。
・・・・その後
今まで以上に仲が深まった2人は頻繁に連絡を取り合うようになり、
2人っきりでご飯を食べに行ったり、遊びに行くのも当たり前になりました。
そして、数ヶ月後・・・
状況もイイ感じに落ち着いたので、
オテモは最終試練を挑むことを決意しました。
そう、「告白」です。
2人の関係はイイ感じに落ち着いてはいたのですが、
オテモは彼氏と別れたばかりのゆみの心境を考えて
ゆみにまだ告白をしていなくて、正式に付き合っていない状態だったからです。
それから時間が経った今、
オテモは告白する事を決意しました。
しかし、オテモはこの告白に自信はあったのですが、
もしものことを考えると・・・とても怖くてたまりませんでした。
ここまで相手のことを思った事が人生初めてだったので、
もしフラれてしまったら一生立ち直れない気がしたからです。
オテモ「だけど、このままズルズル行くのは絶対良くない。」
オテモは数日後に一緒に勉強をする時にゆみに告白することを決意しました。
そして、告白をする当日・・・
あいからわず緊張から殆ど眠れない、
成長していないオテモの姿がありました。。。
また、その日は告白することばかりを考えて朝からずっと緊張していて、
学校の授業や友達の話は、全く頭に入りませんでした(笑)
そして、放課後
日常になったゆみに勉強を教える時間、
オテモはいつもより教える事に集中出来ずに告白の事ばかり考えていて、
ゆみ「オテモ、なんかあったーん?今日様子変だよ?」
オテモ「あ、あ、あー何でも無いよ。なんでも!」
っと、明らかに挙動不審な状態になっていました。
そんな状態で時間は刻々と過ぎていき
いよいよ勉強が終わり、その時がやってきました。
誰もいなくった2人きりの教室。
まるでTVドラマみたいなシチュエーションであり、
これ以上にない理想的な告白の環境でした。
そして僕は一呼吸して、ゆみに言いました。
オテモ「今日はゆみに言いたい事があるんだ・・・」
ゆみ「ん?なになにー?」
何も知らないゆみをよそに、
オテモは心臓が張り裂けそうなぐらい脈を打っていて
緊張から上手く言葉が言えなくなりそうでした・・・
『だけど、コレをしっかり言えなくてどうする!』
オテモは今まであった様々なことを思い返し
ゆみに聞こえるように、精一杯張った声で言いました。
オテモ「俺と付き合ってください!!!!!」
・・・静寂になる教室。
そして、オテモは告白と同時に今までにあったことを思い出しました。
思えば、オテモが初めて恋人が欲しいと思ったのは中学3年の15歳の時でした。
それから8年。
高校デビューに失敗したり、
初デートで失敗したり、
対人恐怖症になったり、
思えば辛い事の方が圧倒的に多かった。
諦めそうな時も何回も何回もあった。
だけど、オテモは全てを頑張って乗り越えてきた。
そのオテモが今、精一杯の告白・・・・・
もし、断られたらもう生きていけないかもしれない・・・・・
果たして、その返事は!?
ゆみ「え、あー、いいよ!てか、もっと早く言ってよ!」
( д) ゚ ゚
軽!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんすか!!!!!その軽さ!!!!!!
俺の今までの悩んでた時間はなんだったんだよ!!!
あんなに緊張したのに・・・・・ふざけんじゃねぇぇぇー!!!!!!!!!!!!!
オテモの思いとは裏腹にあまりにも軽い返事をしたゆみに苛立ちを覚えましたが、
23歳と6ヶ月。
生まれて初めてオテモに彼女ができ、
彼女いない歴=年齢をオテモは卒業しましたとさ。
めでたし、めでたし。
⇒エピローグ 『努力で絶対彼女は出来る!!好きな女子にモテる方法とは?』に続く
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