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オテモの年齢 17〜18歳
オテモ・・・僕
佐藤さん・・・僕と同い年の可愛い女の子
コチラの話しの続きになっていますので、
ご覧になっていない方は、コチラからご覧ください
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オテモ「この日はおそらく人生で忘れない日になるだろうな」
待ち合わせの場所にいても経ってもいられず
一時間も前からついてしまったオテモは喫茶店で気持ち悪いほど
ニヤニヤしているオテモはふと思いました。
今まで電車や街中でイチャイチャしている
カップルを見ては
「こんちくしょーーーー!!!!!!!!俺に対する腹いせかよ!!!!!!」
っと、思っていて劣等感から解放されるのもあと数分。
オテモは本当に幸せでした。
オテモ「もしかしたら、佐藤さんと初キスまで行けるかも(゚∀゚)ニヤニヤ」
この時までは・・・・
そんなニヤニヤ気持ち悪く待っているオテモの元に
佐藤さんがやってきました。
佐藤さん「オテモくん、おまたせ♪」
その日は冬場の寒い日だったのにも関わらず、
佐藤さんはなんと生足でスカートだったので
オテモのテンションは最高潮になりました。
しかし!
それと同時にオテモの緊張もMAXになり
オテモ「よ、よ、よし、い、い、い、い、いこうか!!!!」
誰が見てわかるぐらい、オテモは緊張でボロボロでした・・・・・。
そんな緊張が激しい状態なのでオテモは電車で渋谷に向かう途中も、
緊張から話が支離滅裂になったり、
下見をした渋谷だったはずなのに、緊張から地理が頭から吹っ飛んでしまって、
道に迷って同じところをグルグル回ってしまったりと
デートを楽しむどころか佐藤さんと何だか気まずいムードに・・・・
だけど、オテモには秘策がありました。
オテモ「俺には映画がある」
そうなのです。
この日のデートは映画がメインであり、
『初デートで会話で困るヤツは映画がオススメ!なぜなら、見た後は映画の話題で盛り上がれるから!』
っと、前知識を入れていたオテモは、映画館に着くまでが最大の難関でもあったのです。
そして、何とか迷いながらも
2人は映画館に着く事が出来ました。
佐藤さん「この映画私も気になってんたんだよねー♡ちょ〜楽しみ♡」
オテモ「俺もだよー^^」
一気にいい感じのムードに変わりオテモは安堵しました。
オテモ『これでもう大丈夫。あとは映画の話で盛り上がれば良いだけだ・・・・・』
佐藤さんに会ってからめちゃくちゃ緊張していたオテモは、
映画の席に座ったとたんに、今までの疲れに一気に襲われました。。。。
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オテモ『ん?あれ?ココどこだ。』
オテモが目を開けると何やら巨大なスクリーンが前にある。
オテモ「え?え?え?え?」
突然の状況にパニックになったオテモは、当たりをキョロキョロと見回しました。
オテモ『え?隣に佐藤さんが座っている、なんで???・・・・・あ!!!!!!!!!!!!!!!!』
次の瞬間、
空調が効いていて全く熱くない映画館にも関わらず
オテモは全身に冷や汗でびっしょりになりました。
オテモ『やっべぇーーーーーーー!!!!!!!どうしよう!どうしよう?どうしよう!?どうしよう。』
なんとオテモは初デートの前日に緊張で殆ど寝てなかったのが災いして
映画が始まると同時に爆睡してしまったのです!!!!
オテモ「ヤバい!ヤバい!ヤバい!ヤバい!ヤバい!ヤバい!ヤバい!ヤバい!!!!!!!!!!」
この後のプランはカフェに入って映画の内容について
佐藤さんと色々話すつもりだったのにプランが丸潰れ。
しかも、オテモが起きた10分後に無情にも映画はエンディングを迎えました・・・・
映画を見終わった後は、言うまでもなくオテモに訪れたのは地獄の時間でした。
爆睡してしまったので、佐藤さんとの映画の話は広がらない、広がらない。
佐藤さん「途中のシーンがイチバン私は良かったなぁ〜。オテモ君はどのシーンがよかった?」
と声を掛けられても、寝ていて内容を覚えていなかったので
オテモ「そ、そうだね〜最初の方かな?」
佐藤さん「え?最初って特別何もおきてないじゃん。何見てたの?(苦笑)」
っと言われる始末。
しかも途中で寝ていたことが佐藤さんにバレているっぽい・・・・・。
だけど、どうにか挽回しようと思ったオテモは
唯一しっかり覚えている映画の最後のシーンの話で盛り上げようと頑張りましたが
映画が終わってから苦笑いばかりをする佐藤さんの姿がありました・・・・・。
・・・・・こうして、オテモの人生初めてのデートは大失敗に終わりました。
そしてその後、
緊張からガチガチでどうしょうもなかった&映画で爆睡をしてしまったオテモは、
このデート以降、佐藤さんからの連絡はパッタリとなくなってしまいました。
またオテモは佐藤さんのことを再びデートに誘ってみたのですが
佐藤さん「最近、忙しいんだ・・・・・ごめんね。」
っという返事。
さらには、バイト中に話しかけても佐藤さんはオテモに対して、
明らかに素っ気なくなってしまいました。
この対応にオテモはカンペキに
と思い、佐藤さんから距離を置く事に決めました。
・・・・・今思うとオテモの初デートが失敗した原因は、
デートの途中で支離滅裂になったことや道に迷った事、
そして、映画館で爆睡した事もありますが、
一番は、正直に佐藤さんに
オテモ「実は俺、初めてのデートでめっちゃくちゃ緊張してるんだ。昨日も緊張で寝てない(笑)」
っと、デートが初めてで緊張していると、
素直に言わなかった事が最大の原因だと今では感じます。
見栄を張っている男や何かを隠して言い訳している男って
本当に客観的に見てものすごく見苦しいんですよね^^;
それに本人は隠しているつもりでも、周りには痛いほどバレバレなんです。
しかし、当時のオテモはそんなに気づく事はなく、
佐藤さんに緊張しているのが、バレバレなのにも関わらず
見栄を張って接してしまったので、
デートする前までイイ感じだった佐藤さんに
距離を置かれ、とてつもないショックを受けてしまったのです。
この状況にとてつもないショックを受けたオテモは
今まで以上に自分自身のことが嫌いになり、
『自分にはもう一生彼女ができない』
『まともに好きな人とも話すら出来ない』
『もう何をしてもダメ人間なんだ』
このように自己嫌悪にひたすら陥りました。
今なら、
「一度失敗したくらいで情けなすぎでしょ(笑)」
と言えるのですが、
当時のオテモにとっては幸せの絶頂から、
急に奈落の底に落とされた心境だったので辛すぎたのです。
そして、オテモはそんな初デートがうまくいかなった最悪のタイミングで
高校を卒業し、医学系の大学兼専門学校に入学するのでした・・・・
⇒第5章 『自殺も考えた暗黒時代!彼女いない歴=年齢で終えた学生生活!』につづく
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